【ハースストーンヒーロー比較】初心者にオススメのヒーローは誰だ【ガジェッツァン入りスタンダード編】
以前、ワンナイトインカラザンが発売されたとき、同じような記事を出しました。
年末に仁義なきガジェッツァンが発売され、環境が大きく変わったため、ガジェッツァン込みでのヒーロー評価をしたいと思います。
評価基準は、初心者向けとのことで、
・デッキ構築コスト
・プレイスタイルのわかりやすさ
・ヒーロー・デッキの強さ
の順で評価します。
次の拡張カードは、おそらく4月だと予想されますので、それまでは、大きく環境は変わらないと思います。
4月には、スタンダードルールでの使用禁止カード、すなわちスタン落ちは、ブラックロックマウンテン、グランドトーナメントが控えています。
環境が大きく変わることが予想されますので、初心者の方は、このふたつは買わないようにしましょう。
ただし、アドベンチャーであるブラックロックマウンテンは、有用なカードが多く、レジェンドも貰えるため、攻略しておいて損はないです。
4月には消えるものの、パックを購入するよりも、カード作成のための魔素を効率よく得ることができるためです。
それでは、順に紹介・評価していきます。
メイジ -Mage-
おすすめ度:1 ★
比較的安く作れるテンポメイジが、トップ環境から大きく離されてしまい、レノばかりが台頭しています。
レノデッキは、カザカスをはじめとした、レジェンドミニオンを多く必要とするため、初心者にはオススメできません。
最近では、ミラクルメイジという構築もありますが、トップにのし上がるほどの実力はないと思われます。
序盤は、どうしても海賊デッキに押されてしまい、ヒーロー回復の手段の少ないメイジには、レノ以外の道があまりありません。
ガジェッツァンでの優先作成カード
火山ポーション(レノデッキ用、レア)
レノメイジデッキ例
シャーマン -Shaman-
おすすめ度:5 ★★★★★
相変わらずのトップクラスヒーローです。
海賊を取り入れたアグロデッキが非常に強く、海賊ウォリアーさえも凌駕します。
海賊デッキは、パッチーズがレジェンドカードのためやや高くなりましたが、現環境の暴れ具合と、炎の舌のトーテムとの相性からすると、作成する価値のあるカードであるといえます。
ミッドレンジシャーマンも変わらず強いです。
武器、ミニオン、呪文、どれを取っても強力なカードが多く、初心者はシャーマンからはじめるのを強くお勧めします。
ガジェッツァンでの優先作成カード
翡翠の爪(レア)
海賊翡翠シャーマンデッキ例
ウォリアー -Warrior-
おすすめ度:4 ★★★★
カラザン以降、なりを潜めていましたが、海賊デッキの台頭により、一気にトップヒーローへと舞い戻りました。
現在、海賊主体に環境は回っており、その中心にいるといってもよいでしょう。
アグロな海賊では、巨大なミニオンに対抗しづらく、どうしてもシャーマンに弱い(炎まとう無貌のものが倒せない)ため、評価はシャーマンより低いです。
リロイジェンキンスが高確率で入りますが、無謀なロケット乗りでも代用できます。
コントロールウォリアーは、カードの作成コストが高く弱いため、現状おススメできません。
ガジェッツァンでの優先作成カード
ちんけなバッカニーア(中立、レア)
海賊ウォリアーデッキ例
ウォーロック -warlock-
おすすめ度:1 ★
レノウォーロックは以前から有名な構築ですが、カザカスの登場により、一気に開花しました。
しかしながら、レノデッキはレジェンドカードの枚数が多く、プレイングも難しいため、初心者にはオススメできません。
また、レジェンドだけでなくエピックも大量に必要なことも多く、レノウォーロックは、非常に高い作成コストを誇ります。
ズーウォーロックは、海賊デッキに押されるため、現状、戦いづらいのが正直なところです。
ガジェッツァンでの優先作成カード
奈落の始末屋(コモン)
レノロックデッキ例
ハンター -Hunter-
おすすめ度:2 ★★
アグロ気味に戦ってきたハンターにとって、海賊デッキの台頭は非常に痛手でした。
ミニオンの横並べに対抗しづらいヒーローであり、安いミニオンが多い海賊は、凍結の罠も効きづらいため、非常に戦いづらい相手です。
2016年春~夏には、荒野の呼び声によって一時はトップへ上り詰めたヒーローですが、今は逆風です。
シークレットハンター、ミッドレンジ獣ハンターは、比較的安く作れるため、その点では高評価です。
ガジェッツァンでの優先作成カード
パトコドー(レア)
獣ハンターデッキ例
ローグ -Rogue-
おすすめ度:3 ★★★
ヒーロー自体は、海賊シナジーが作りやすく、ミラクルローグがかなり強化されました。
しかしながら、ミラクルローグには段取りが2枚、必要不可欠で、初心者の方にはかなり敷居が高いデッキです。
エドウィンとパッチーズも割とキーカードで、作成コストが高くなりがちです。
とはいえ、ガジェッツァン発売以降、評価を上げたヒーローのひとりです。
ミラクルローグは奥が深く、プレイングもコツが要るため、初めて作るデッキ向けではない、というのが私の評価です。
ガジェッツァンでの優先作成カード
偽造コイン(レア)
ミラクル海賊ローグデッキ例
ドルイド
おすすめ度:2 ★★
翡翠、アヴィアナクンOTKが有名なデッキとなりました。
どちらも重いデッキで、マナ加速がスムーズにいけば気持ちよくなれるヒーローです。
今日のハースストーンの中で、最も気持ちよくなれるヒーローだと思っています。
しかし、翡翠ではファンドラルスタッグヘルム、アヤブラックポーなど、レジェンドを数枚必要とするため、デッキの作成コストが高く、初心者にはオススメできません。
アヴィアナクンでは、アヴィアナ、忘却王クン、マリゴスは必須です。
特に、アヴィアナはグランドトーナメント産のため、4月にはスタン落ちが確定しています。
ガジェッツァンでの優先作成カード
翡翠の偶像(レア)
プリースト
おすすめ度:1 ★
ガジェッツァン新カードはドラゴンシナジーが強く、ドラゴンデッキが主流です。
プリーストはヒーローパワーが回復であり、武器を持たない点から、コントロール寄りになるため、初心者にはやや作成コストが高いヒーローです。
レジェンドは必要がないことも多く、その点は評価できるのですが、エピックが多くなりがちです。
また、ドラゴン系カードはブラックロックマウンテン産が多く、4月以降、抜けてしまうカードが多いところが低評価の要因です。
ドラゴンプリーストデッキ自体は、非常に強いと思いますので、時期的に、評価が難しいヒーローではあります。
ガジェッツァンでの優先作成カード
ドラコニッド諜報員(レア)
ドラゴンプリーストデッキ例
パラディン -Paladin-
おすすめ度:1 ★
ガジェッツァンパックの特徴として、マルチクラスカードの導入がありました。
ヒーローはそれぞれ3人ずつ3つのクラスに別れましたが、それが今日の偏った環境を作ってしまいました。
カバール(メイジ、ウォーロック、プリースト)、翡翠蓮(シャーマン、ローグ、ドルイド)ばかりが使われ、グライミーグーンズ(ウォリアー、ハンター、パラディン)は、もともと強かったウォリアー以外、ほぼ見かけません。
手札バフは非常に強力ですが、盤面干渉が遅い割に、巻き返すほどの破壊力を持ちません。
パラディンは闘技場で使いましょう。
どうしてもというならば、ドラゴンパラディン、鯛罪パラディンが有名ですが、レジェンド、エピック共に多く使います。
ガジェッツァンでの優先作成カード
グライムストリートの道具屋(コモン)
ドラゴンパラディンデッキ例
まとめ
仁義なきガジェッツァンの醍醐味である、3つのマルチクラス化ですが、非常に悪い方向へ働いてしまいました。
カラザンまでは、多少の誤差はあるものの、9クラスがほぼ同様な使用率でしたが、ガジェッツァン以降、ハンターとパラディンが置いてけぼり状態です。
詳細なデータはとっていませんし、個人の感想ですが、圧倒的に遭遇率が低い気がします。
9クラスが入り乱れて、強カードはナーフされ、多様性を保っていたハースストーンにおいて、少し残念な結果です。
ランク戦においては、グライミーグーンズ勢力の手札バフ構築は、全くと言っていいほど登場しておらず、闘技場で猛威をふるっている状況です。
ちんけなバッカニーアをナーフしたり、クラシックカードの一部もナーフするかもしれない、との情報も入っており、4月以前にもテコ入れが入る可能性が高いです。
最後、ひとこと。
初心者はシャーマンを使いましょう!シャーマン最強!以上!